2010年4月8日(木)


年をとるのはすてきなこと

きょうの聖書通読箇所は詩篇71篇だったんだけど、「しらが」っていう言葉が出てきて(18節)、なぜかうれしくなりました。私は高校生の頃にも白髪はちらほらあったので、「しらが」がお年寄りの絶対的なイメージではないのですが(小田和正さんや秋篠宮さまは若いときからかなり白かったし)、「しらが」は苦しいところを通り抜けてきた証しみたいで(そうじゃない人もいるかもしれないけど)、人は長く生きてるだけで尊敬に値するような気がするのです。何も知らないときは傲慢だけど、いろんな経験を通して謙虚になるというか、丸くなるというか。だからホントに人生に向き合ってると、人はいつか神さまの前にひざまずかざるを得ないんじゃないかと思います。そして「しらが」は神さまのもとに帰る日が近いしるしでもあるから、老いて体が不自由になってつらくても、神さまを見上げて喜ぶことができる。私は最近テレビで、タレントや俳優(女優)の若い頃の映像が映っても、ほとんどの場合、「今が一番いい」って思うんですよね。年をとるのはすてきなことだと思う。

胎内にいる時からになわれており、生まれる前から運ばれた者よ。あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。わたしは背負って、救い出そう。(イザヤ書 46章3-4節)

ですから、私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。(コリント人への手紙 第二 4章16節)

あなたは白髪の老人の前では起立し、老人を敬い、またあなたの神を恐れなければならない。わたしは主である。(レビ記 19章32節)

若い男の光栄は彼らの力。年寄りの飾りはそのしらが。(箴言 20章29節)

  コメントを読む()


BACK