2024年5月8日(水)
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「緑の街」

このあいだ5月3日(金)深夜1時から「ホームドラマチャンネル」で小田和正さんの映画監督2作目の「緑の街」と「緑の街メイキング」をやっていたので、録画して見ました。それで一番印象に残っているのは、夏目草介(渡部篤郎さん)がホールのグランドピアノで映画の音楽(サウンドトラック)を作曲していて、一ノ瀬信子(中島ひろ子さん)が草介のところに行って話しかける場面です。そのメロディーがきれいで、わたしは最初は別の曲だと思ったのですが、調べてみると「緑の街」のテーマ曲でした。「自己ベスト」(小田和正さんのベストアルバム)に入っている「緑の街」を改めて聴き直してみると、映画のその場面で流れている曲の最初のほうが「緑の街」の終わりのメロディー(アウトロ)で、それが終わるとそのまま「緑の街」の最初のメロディー(イントロ)に移るんです。そして信子に話しかけられて、途中でピアノの音が止まります。それが妙にきれいで感動してしまいました。映画は「入れ子構造」みたいで、映画「緑の街」の中に映画「遠い海辺」があって、しかも「遠い海辺」の売れないミュージシャン新田真吾役は「緑の街」での俳優和泉(河相我聞さん)で、「遠い海辺」の女優上杉苗子役は「緑の街」では女優をやめて劇団の裏方として働いていたけど草介に担ぎ出された信子。そして「遠い海辺」で恋人同士だった苗子と真吾は、信子と草介を重ねたものだったというもので、頭の悪いわたしは2回見てやっと理解できました(笑)。以下で信子が草介に言ったことは、ラストシーンの苗子のセリフの変更に深くかかわってきます。

「監督、いいですか?」「何?」「この映画で何を伝えようと思ったんですか?」「伝えるって誰に?」「見てくれる人に」「いろんなこと」「一つだけなら」「突然だね」「知っておきたいんです」「そうだな、過去の過ちを認めて…」「過ちって?」「誰かをすごく傷つけたり…」「すごくって?」「立ち直れないくらい」「それを認めて」「それで初めて前に進んでいけるんだ。それを避けてたら、どこへも行けやしないんだって」「傷ついたほうだって同じ気持ちなんじゃないですか?」「でも傷つけられたわけだから…」「そうやって二人を分けるのはおかしいと思います。だって二人の過ちでしょ?最後の苗子のセリフ、もう一度考えてあげてください。お願いします」

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