神さまのご栄光


日和(ひより)ちゃんのために募金しようと思った。イエスさまは、ご自身が日和ちゃんを造り、いのちを与えてくださったのに、重い心臓病もくださって、日和ちゃんのいのちを弱くされてる・・。イエスさまのご計画はちっぽけな私にはわからない。

このあいだ上司が出先から花をもらって戻ってきたので、私は花瓶にその花をさしました。数日後つぼみだった白いバラがきれいに花ひらいて、それを見てると私は涙が出てしまいました。お花たちがいっしょうけんめい神さまを賛美しているように見えました。そして何日か咲いたあと、しおれて枯れていきました。それに比べて、同じ神さまの作品である私は、不平不満を神さまにぶつけることが多くて、ぜんぜんかわいくない。こんなかわいくない私を、どうして神さまは愛していてくださるのでしょう・・。

新聞の写真のそばには「心臓病と闘う春原日和ちゃん」って書いてあるけど、日和ちゃん、日和ちゃんは心臓病と闘ってなんかいないよね。神さまがくださったプレゼントだもんね。幸せだよね。回りの大人たちは「かわいそう」って思ってるけど。私はお花を見て神さまのこと思ったように、日和ちゃんの無邪気な表情を見て神さまに感謝できました。日和ちゃん、ありがとう。

春原日和ちゃんの記事 またイエスは道の途中で、生まれつきの盲人を見られた。弟子たちは彼についてイエスに質問して言った。「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」イエスは答えられた。『この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。」(ヨハネの福音書 9章1-3節)

心臓の難病で都内の病院に入院中の春原日和(すのはら・ひより)ちゃん(1歳4ヵ月)=川崎市高津区=が心臓移植を受けるため、4月初めにもドイツに向かう。ドイツでの治療費は約5千万円。このうち前払い金として1千5百万円を用意しなければならず、両親と支援者らは広く募金を呼びかけている。日和ちゃんは昨年7月、突然せき込み、呼吸困難に陥った。診断の結果は「特発性拡張型心筋症」。心臓が倍に肥大し、収縮稼働率は平均の15%にも満たない。心臓だけでなく、体全体に血液が循環せず、現在はICU(集中治療室)で人工呼吸器をつけながら、血管から3種の薬剤を投入している。主治医の百々(どど)秀心さんによれば「心臓を移植しなければ余命は1年もない」という。母親の琴恵さん(33)は、「皆さんの心で日和を助けてください」と話している。募金の振込先は「郵便振込・00270-9-25703」または「銀行振込・東京三菱銀行藤が丘支店・普通0745743」、口座名はともに「日和ちゃんを守る会」まで。【1999年3月17日付産経新聞社会面より】

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(追記)日和ちゃんは4月27日に亡くなったそうです。

「子供の移植 早く可能に」 日和ちゃん両親会見
心臓移植手術を受けるため渡航して先月27日にドイツで亡くなった春原日和(すのはら・ひより)ちゃん(1歳7ヵ月)の両親=川崎市高津区在住=が14日、横浜市の神奈川県庁で記者会見して、「日本でも子供への臓器移植を一日も早く可能にしたい」と訴えた。「拡張型心筋症」という難病を抱えた日和ちゃんは先月5日に日本をたち、ドイツ・フランクフルトでドナー(臓器提供者)の出現を待ったが、27日、心不全で亡くなった。会見で、父親の克巳さん(33)は、「日本ではただ死ぬのを待つしかなかった。子供でも臓器移植ができるよう法の改正が急がれるが、一人ひとりがドナーへの理解を深めることも重要」と語り、子供に対する臓器移植実現へ向けて運動を進める考えを明らかにした。日和ちゃんの「お別れ会」は5月22日午後2時から、川崎市宮前区馬絹1642、「東伸ホール」で。【日付不明 産経新聞社会面より】


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