空きを埋める


私は入社2年目に編集長のMさん(女性)に声をかけられて、
社内報「○w○ng」の編集委員になりました。
女子社員は2、3年目で経験する人が多いみたいです。
私が編集委員をやってたときは、全員女性でした。

Mさんの指示で(編集会議もありました)、
各部署への原稿依頼やファイルでもらった原稿の文章直しなど。
必要な場合は業務(プロジェクト)の詳細を追加で取材に行ったり。
紙面のレイアウトは編集長や副編集長がやってました。

入社した当時からMさんのことは知ってたけど、
高卒か専門卒で(私より早く入社して)私より年下だと思ってました。
でもある日Mさんが私より10も年上だということを知って、超びっくり。
おしゃれだし、とってもかわいいんだもん*^^*。
学歴も高くて、首都圏の某国立大学卒でした。

紙面のスペースに空きができたときは、
編集委員Sさんの4コマ漫画が掲載されていました。
でも絵柄はかわいい系じゃなくて、
不思議な雰囲気のグロテスク系でした(笑)。

この会社に内定をもらってから、
私の(大学生当時住んでた)アパートには
毎月郵送で「○w○ng」が送られてきてました。
当時からSさんの4コマ漫画は載っていました。

私が編集委員になって1年ほどたったとき、
社内報に私のコーナーができることになりました。
イラストは手描きで、そのそばに
文字入力したポエムを添えるのです。

入社したとき、社内報に新入社員全員の自己紹介が載って、
私は、「子どものころの夢:少女マンガ家になりたかった」
って書いたと思うので、それでそういうことになったと思います。

だからSさんとかわりばんこに紙面の空きを埋めることになりました(笑)。

Sさんもホントは(少女?)マンガ家になりたかったみたいで、
彼女とよくマンガの話とかしてました。
彼女の友達も少女マンガ家志望だったけど、
やらしい系の雑誌にマンガを描くアルバイトをしてたそうです。
「『少女マンガじゃなきゃ絶対ヤダ』なんて言ってたら、
なかなか道は開けないかも」って言ってたのを思い出します。

私が編集委員だったときの「○w○ng」は今でも、
押入れのダンボール箱の中にしまってあります。
あの当時のイラストは今見ても平気だけど、
ポエムは今は恥ずかしくて読む勇気ありません。
だって「ぶりっこ」なこと書いてると思うから(笑)。


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