鼻の下に手をやる


A組とB組(いっしょに授業を受ける)の体育の先生は
新任のかっこいいA先生(若い男性)で、女子に超人気で、
意図的にブルマーはいてる子とかいたみたい(*−−*)。
私たち(C組とD組)の先生は年配の男性だったし、
私はふつうに体操服(トレパン)で授業を受けていました。

運動会が近くなったある日、
そのときの授業ではラジオ体操をやってて、
パートごとに気をつけることを
先生に教わりながら体操してました。

2番目の体操では、「女子はお上品に
ひざをくっつけてる人が多いけど、
ひざはこういうふうに開いて、
足のかかとは背伸びをするように
地面から離す」みたいなことを
一つずつ注意されてました。

そのうち両手といっしょに
上半身をひねる体操のとき、
「そんなんじゃダメだよ。
子どもが駄々をこねてるみたいじゃん」
って言いながら、私たちの動作をまねて
「いやん、ばっかん」って言って、
変な笑顔で私たちを見るんです。
私たちはみんな爆笑したんだけど、
そのあと私は笑いが止まらなくて。
キモい感じが可笑しすぎて、
笑っちゃダメと思うのに、
あとからあとから笑いが込み上げてきて、
ひたすら鼻の下に手をやって、
口を隠して、笑いをこらえてました。
おなか痛くて涙が出そうでした(*><*)。

チラッとみんなの表情を見ると、
みんなはもう普通の顔に戻ってたので、
笑いを我慢するのが余計につらかった。
先生には気づかれなかったけど、
友達と目が合ったら、また笑いが込み上げてきて、
友達が「どうしたの?大丈夫?(笑)」って
私につられて笑い始めて。
「だって・・。「いやん、ばっかん」が・・」
「確かに可笑しかったけど(笑)」って言いながら、
「まだ笑ってる(笑)」って私を指さして他の子に言ってました。

そのころから私のトレードマークは
「鼻の下に手をやる」になりました(笑)。
手をぐぅにして、人差し指を伸ばして
鼻の下に当てるのです。親指も
人差し指を支えるように伸ばしてるかも。
その状態で洟(はな)をすするふりをして、
ひたすら笑いをこらえるのです。

鼻の下に手をやるのは
笑ってるのを隠すためなのですが、
友達にはだんだん
気づかれるようになりました。
「あ、笑ってる笑ってるー(笑)」
「もう言わないでよー(笑)」

笑っても大丈夫な場面では、鼻の下には手をやらなくて、
むしろ口に手をやって(ちょっとぶりっこ)堂々と笑うんだよ。


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