恋した季節


確か最初、私たちが走ることになったんだよね。
私は持久走(1000m)は苦手で、
むしろ短距離(50m)のほうが成績がよかったと思う。

男子が見てる*−−*。いっしょに走ろうね。
だけど友達は走り出すと私を見捨ててしまいます。
結局、私は真ん中より少し後ろでゴール。

はぁはぁいってるのと、少し恥ずかしいのが入り混じって、
でもちゃんと男子が走る準備をしてるのをチェックしてた。
このドキドキはどっちのドキドキだろう。

私の好きなMくんは、最初は真ん中あたりだったのに、
少しずつ順位を上げていって、最後の一周では2番目に。
緊張して、胸がキュンキュンしてました。
先頭はスポーツ万能(確か)の背の高い筋肉質の人。
Mくんはどちらかというと草食系(イメージ)なのに、
ゴール寸前に先頭の人を抜き去って、一番でゴール!
きゃーきゃー、すごーい!かっこいいー!*><*
友達と顔を見合わせていました。

今思えば、大学で硬式テニス部に入ったのは、
Mくんが高校でそうだったからのような気がする。
だけど私はMくんには追いつけなかったね。
だからイエスさまがつかまえてくださったんだね。
ぽっかりあいたその穴を
イエスさまが埋めてくださったんだね。

今でもMくんにもらった年賀状、
大切にしまってあるんだよ。

Mくんのお嫁さんになりたかった


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