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薫の気持ち 「八日目の蝉」マニアの私です(笑)。だいぶ前に気づいたのですが、薫は希和子のことをずっと「ママ」って呼んでたけど、希和子が逮捕されたとき、いつのまにか「おかあさん」って叫んでました。それでいつ薫が「おかあさん」って呼ぶようになったのかを見直してみました。こんなふうに呼び方を変えた薫の気持ちは、少し前(だいぶ前?)に小学校に遊びに行ったときの会話でわかります。その後、「おかあさん」って呼んだり、「ママ」って呼んだりを繰り返し、最後の日に家を出てからは、最後まで「おかあさん」でした。別れる最後の日にとうとう、薫は自分の気持ちを形にしたんだと思います。そしてそれは、文治さんが(あのときの薫だと気付かずに)恵理菜に語った「お互いを大切にして」という言葉につながってると思います。→ 「文治さん語録」 (小学校に遊びに行ったあと、外に出たとき)「ママー」「ん?」「あんな、これから薫、ママのことおかあさんって呼ぼうと思う」「えー、何で?」「みゆちゃんたちが言いよるん。ママなんておかしいて。子どもみたいやて」「いいじゃない。薫はまだ子どもだもん」「いやや。早く大人になりたい。ほんでな、うち、男の子になりたい」「男の子になってどうすんの?」「ママと結婚する」「えー?」「そしたらママ、女手ひとつやなくなるやろ?お客さんが言うとった」「薫は女の子だよ。かわいいかわいい女の子なんだから、大人になったら、大好きな男の人と結婚して、幸せになるの。ね」「いやや。ママと結婚する」「薫・・」 (文治さんに「天使の散歩道」に連れて行ってもらったとき)「ねえママー、薫、海の上を歩いてるみたい」「ホントだねー」「おもしろいー」 (新聞に載った写真をお店のみんなに見せられて)「京子さん、ちょっと」「ニュースやで、ニュース。これ見てみ」「薫ちゃんもこっち来て」「あー、おかあさんだー」「そうだよー。美人さんに写ってるよねー」「美人なんよ、京子さんは。薫ちゃんもかわいいし」「オレもいっしょに写りたかったなぁ」 (希和子が急いで服をバッグに詰めてるのを見て)「ママ、何しよう?ママ」「お引っ越し」「え?」「ここを出て遠くへ行くの。違う街に住むの」(薫、希和子からバッグを奪い取る)「薫・・」「いやや。いややいややいやや。お引っ越しなんてゼッタイにいやや。薫はここがいい。どこにも行かない」(薫、バッグに入れた服をまき散らす)「薫・・」「行かない」(薫、泣き出す) (八十八か所のお寺参りで、希和子が鎖につかまって登ってるとき)「薫ー」「ママーいるよー」「薫ー」「ママー」「薫ー」「おかあさーん。がんばれー。がんばれー」 (希和子、いなくなった薫を探し回ったあと)「薫!何してるの!どこ行ってたの!」「薫は悪くないもん。隠れてただけだもん」「何で隠れたりするの!」「ママを驚かそうと思って」「驚くに決まってるじゃない。・・もう・・」「ママ、大丈夫?」「大丈夫・・。薫がいれば、ママは大丈夫。薫さえいればいいんだ、ママは」 → 続きは「希和子語録」 (女将さんから「逃げるんや」っていう電話があって動揺してる希和子に)「ママ?」「薫、遊園地行こう」「遊園地?」「本土の大きな遊園地。フェリーに乗って遊びに行こう」「その遊園地に観覧車ある?」「あるよ」「わーい、やったぁ。うれしいうれしい、わーい」 (港に向かって走る希和子と薫)「痛いよ」「ごめんね、薫。でも急がないと」「おかあさんと薫だけなの?おじちゃんは?」「文治さんは行かない」 (港のキップ売り場で)「おかあさん、おなかすいた」「そっか。まだ朝ごはん食べてなかったもんね」 (警察によって希和子から引き離された薫)「おかあさーん」を繰り返して泣き叫ぶ。 コメントを読む() |
